程なく志狼たちはエリィやほのか達が捕まっている部屋までたどり着いた。

「いいな。さっき言ったとおり、
俺が派手に暴れるから雫と飛鳥は人質の開放を頼む」
「まかせてくれ」
「・・・」
「雫?」

雫は一瞬うつむくが志狼のほうを向いて力強く頷く。

「ヨッシャ!!」

志狼はニッと笑うと部屋のドアノブに手をかける。

カタカタ・・・

(志狼・・・。まだ手が震えてる)

 飛鳥が気付くが次の瞬間、耳に綺麗な歌声が響いてくる。

「高い木の上から聞く 風の声が好き♪
今でも思い出す♪
あの時のこと♪
この場所は あの人のお気に入り♪」

「この声は・・・?」
「綺麗な歌声だな」
「ふっ・・・!」
「志狼?」

志狼は笑いを堪えている。

(あの馬鹿)

志狼は木刀を額にコンと当てて目を閉じると、エリィの歌に耳を傾ける。

「あの人は力強く 私を引き寄せる♪
 あの人は私にこう言う♪

 風の声を 聞いてみろ♪
 気持ちがいいだろう?♪
 風の歌が 聞こえるだろう?♪」

「・・・・・・」
「しろ・・・!?」

飛鳥は志狼に声をかけようとして途中でやめた。

(震えが、止まった)

それどころかちょっと前となにか、雰囲気が違う。
その瞬間、雫と飛鳥はどこかで、カチリッ、とスイッチの音が鳴った気がした。

額から木刀を離すと志狼は、ゆっくりと目をあける。

ギラ・・・!

その瞳は、獲物を狙う獣のように鋭い。

「行くぞ」




エリィの歌声を聞いてほのかは心を落ち着けることができた。
今はエリィの歌声に合わせてリズムを取っている。
雪姫もエリィの歌声に合わせてハミングしていた。

「私は信じている・・・♪

 あの人は 必ず来てくれる・・・♪
あの人は 私のそばにいる・・・♪

これまでも・・・♪
これからも・・・♪」

パチパチパチ!

星王と雪姫はエリィに対して惜しみない拍手を送る。

「すごい綺麗だった〜!」
「エリィお姉ちゃんお歌じょうず〜!!」
「ありがと〜♪即興にしては上出来だったでしょ?♪」

エリィの言葉を聞いてリオーネは即座に問いただす。

「即興って、今作ったんですか!?」
「歌、好きだからネ♪元気でた?ほのちゃん♪」
「うん!ありがとー!!」

えへへと笑いあう。リオーネはポカンとしている。

「・・・は!! てめえ!!余計なことするんじゃねぇっつってんだろうが!!」

我に返った強盗がエリィにむかって銃を構える。

「あなたも聞いてたじゃない」
「るせえ!!ぶっ殺すぞ!!」
「やめろお!」

エリィと強盗の間に星王が割ってはいる。

「エリィ姉ちゃんは、皆は僕が守る!!」
「星王君!」
「星王!」

エリィは意外なナイトの出現に驚いている。

「志狼兄ちゃんたちがいないんだ。今は僕がみんなを守るんだ!」

「星王・・・!うん・・・うん!そうだよね!」

雪姫は星王のそばに近づく。
星王と雪姫のその瞳はまっすぐに強盗を睨みつけ、体は震えてなどいない。
彼らは小さくとも、紛れもなく勇者なのだ。

ほのかがなにやら悶えているが気にしない。

「たいした度胸だ。なら望みどおり死ねや!」

強盗が引き金に指をかけたその瞬間、


「待て」
「!!何だてめえら!?」
「やっぱ来ちゃったか」

あ〜あ、とエリィは苦笑する。
そこに現れたのは、

「飛鳥さん!?」
「リオーネ。今助ける!」
「は、はい!」

「しーちゃん!!」
「ほのか!待ってろ!今行く!」
「うん!」

「ばか」
「ぶ〜。えへへ♪」

エリィは志狼に微笑むと志狼は頷いて強盗に向き直る。
この場に残っている強盗は全部で5人。
いずれも手に銃やナイフが握られている。

「いくぞ」

志狼は低い声音で闘気を吐くと強盗にむかって猛然と走り出す。

「まさか木刀一本で銃とやりあおうってのか!!?馬鹿かぁっ!!??」

ドガア!!!

銃を構えようとしていた強盗は、セリフを言い終わる前に志狼によって側頭部を打たれ倒れた。

「6人目」
「シロー!後ろ!!」

エリィの悲鳴は、志狼の背後に拳銃を握った強盗の一人が現れたからだ。

「馬鹿が!死・・・」

ドガッ!!

この強盗もセリフの途中で膝からがっくりと倒れて動かなくなった。
強盗には高速の旋回で銃のサイトを外し、相手の真横に立った志狼の胴薙ぎが決まっていた。

「バレバレなんだよ。相手の背後を狙うなんてな」

両腕で木刀を振切った体勢で志狼が言い放つ。

「御剣流剣術の速さ。お前ごときに見切れるか」
「7人目・・・」

飛鳥が呆然とカウントする。

(さっきまでの動きと比べても、一段も二段も速い。これが志狼の力か!)

志狼の剣術を目の当たりにして、雫は改めてその凄まじさに驚愕した。

「こ、この野郎!!」

ドウン!!

強盗は志狼の正面から銃を向け、発砲する。

「志狼!!」

だが志狼は強盗が発砲するより早く木刀を支えに倒立し、そのまま強盗の脳天にかかとを叩き込んだ。

ズゴン!!

「カ・・・!!!」
「8人目だ」

強盗はもんどりうって倒れる。

「す、すげえ!!」
「ほええ!」

雫とほのかは開いた口がふさがらないといった感じだ。

「シロー!!がんばれえ!!」
「き、君達はいったい?」

雫達はすでにナイトブレードで人質たちの縄を切り終え、志狼たちの戦い振りを見ていた。
銀行の職員は呆然として状況を見ている。
それはそうだろう。
たった一人の少年が一本の木刀だけを手に銃やナイフに立ち向かい、それを圧倒しているのだから。

「あ!」
「雫お兄ちゃん!!危ない!!」
『雫殿!!右腕を思いっきり振り上げろ!!』
「!?こうか!?」

ゴスッ!!

「な・・・なんだとお・・・!?」
「え!?」

雫の真後ろにナイフを持った強盗が立っていた。
超電磁警棒が見事に強盗の顎にヒットする。

『飛鳥!右足を半歩開いてやつに向かって銃を構えろ!』
「サイザー!?わかった!!」

飛鳥はすばやく右足を半歩開くと銃を構える。

『もう少し右。そこだっ!!シューッ!!』
「!!」

ドウンッ!!

飛鳥が引き金を引くと見事、弾が強盗に命中する。
強盗はゆっくり倒れていびきをかきはじめる。

「9人目・・・」

雫が呆然とカウントする。

「おお!しーちゃんカッコいい!!」
「ナイスコンビネーションです!」

ほのかとリオーネは双子の見事なコンビネーションに賛美を送るが・・・

「ヴォルネス」
『なんだ?雫殿』
「剣術って・・・むずかしいな」
『フフッ。そうだな』

「サイザー。照準をつけるって・・・大変なんだな・・・」
『そうだ。たゆまぬ訓練が必要だ』

二人は自分がしたことが信じられないといった感じにホケッとしていた。




「さて。残りは一人だな」

言って、志狼は木刀の持ち手を、再度握りなおす。
そして集中する。
木刀を電気が取り巻く様を頭で強くイメージし、氣を流し込む。
右足を引いて半身になり、左手を突き出して木刀を自然に構える。
最後に深く腰を落す。

「クッ!!てめえら!!」

強盗はやけくそになって志狼にむかって銃を構えるが志狼の姿が一瞬で消える。

「どこに行ったァ!!」
「ここだ」

強盗は声のしたほうを振り向く。
志狼は天井近くまでジャンプしていた。

「てめえ!!」
「ここで、決めるッ!」

志狼の手にしている木刀が放電する。

「うわあああああああ!!!」

ビシャアアアア!!!!

まるで雷でも落ちたかのような轟音が鳴り響く。

「がっ!!」

ドウッ!!

強盗は倒れる。志狼が打ち据えた個所は丸焦げになってプスプスいっている。

「御剣流剣術『御雷落し(みかづちおとし)』」
「すごーい」
「志狼お兄ちゃん。カッコいい」
「ふう」

志狼はようやく緊張を解いて小さな双子に向かって親指をピッと立てる。

「終わったぜ!」

雫はほっとしてつぶやくが飛鳥はハッとして叫ぶ。

「いや。まだだ!」

ドウン!!

チュイィィン!!

「ッツ!!」

カランカラン

志狼の腕から木刀が落ちる。
見ると強盗の一人が銃を片手にもう片方の手にナイフを持ち、エリィの喉元に突きつけている。

「くッ!仕留めそこなったやつがいたのか!!?」
「へっへっへ。そこどきな。じゃなきゃあ、こいつを殺すぜェ!?」
「うう。ごめ〜んシロー」

半泣き状態でエリィが謝ってくる。

「エリィお姉ちゃん!!」
「エリィさん!!」
「動くな!!てめえらァ!!」

チク・・・

ツウ―――・・・

ナイフを突きつけられたエリィの喉から微小の血が流れる。

(野・・・郎ォオッ!!)

志狼は烈火のごとき怒りに刈られていたが、打つ手がなかった。

(くそ・・・。剣さえ、剣さえあれば!)

志狼はそう思ったが木刀はかなりの距離をはじかれてしまった。
だが彼は決して絶望はしていない。

(あきらめねえぞ・・・!探せ。何か、何かあるはずだ!)

志狼はまわりを見渡すが・・・
ボールペン。パソコン。ノート。計算機。

(だめだ。こんなんじゃ使えない!)

「志狼ォ!!」

ヒュッ

「!!」

ガシッ!

志狼の元になにかがなげ渡される。

「これは・・・!?」

雫専用超電磁警棒だ。

「剣じゃねぇけど・・・使ってくれ!!」

雫は必死に叫ぶ。
志狼は頷くとバッと、強盗と少し距離をとる。

「雫。渡すならナイトブレードの方がよかったんじゃ」

問う飛鳥に雫は首を振る。

「今回これ使わねえっていってただろ?それに志狼なら何とかできる。
 ・・・そんな気がする」

雫は志狼を見る。
とても強い、信頼のまなざしで。

「そうか」

飛鳥はもう、何も言わなかった。
ただ信じる。

「志狼!負けるな!!」
「兄ちゃん!」
「負けないで!」

星王は拳を握り締める。雪姫は必死に祈る。

「野郎。こいつが死んでもいいってのか!?」
「いいわけねえだろッ!!」

(もう容赦しない・・・『あの技』をぶち込む!!)

強盗の言葉に鋭く言い返す志狼。
だがあの技を発動させる際に足りないものがあった。

志狼の元いた世界にはドリームミストという特殊な粒子で満たされている。
その粒子と『マイト』と呼ばれる精神エネルギーと体力を混ぜ合わせた特殊な氣を呼応させることによって様々な力を呼び起こすことができるのだ。
それは空気のようにどのような場所にも存在しているのだが、この世界には元いた世界ほどミストが満たされているわけではない。
『あの技』を発動させるだけの雷エネルギーの絶対量を自然に生み出すことが困難なのだ。

ふと志狼は自分が今手にしている得物に視線を落す。

「・・・!」

そして何を思ったのか、 志狼は超電磁警棒を自らの腕に打ち下ろす。

ジジジ・・・バチチチチチッ!!!

「!!!?」

その場の全員が驚愕する。

「ウオオオオオオオオオオ!!雷の力よ・・・我が身に宿れッ!!」

志狼の体に電磁警棒から流れる電流が走り抜け、マイトに変換される。
要するに『依代』があればマイトに変換できるのだ。
人が一瞬で気絶するだけの電量による激痛が体中を駆け抜ける。

(かまうものか・・・!!これで・・・これでッ!!)

これで十分な雷エネルギーを得ることができる!

「て、てめえ!?何する気だ!」
「決まってんだろ・・・てめえをブッ倒すんだよ!!」

志狼は電磁警棒を大上段に構え、右足を引いて半身になると
スッと電磁警棒を胸の前で水平に強盗に向けてまっすぐ構える。

『御剣流剣術奥義『轟雷斬』か!!だが今放てば!』
「エリィさんも一緒に!?」

あせるヴォルネスや雫を余所に、志狼は平然として前を見ている。
強盗に捕まっているエリィの目を見る。

「・・・?」
「・・・」
「・・・」
「・・・!」

エリィは一瞬ハッとすると、表情を引き締める。
志狼は頷くと背中にマイトを集中し始める。

「てめえは三つミスを犯した」
「なに!?」
「一つ!」

志狼が言葉を発したと同時に、エリィは強盗の足を思いっきり踏みつける。

「イッ!?」
「ヒュッ!」

続けてエリィは強盗の顎に向かって頭突きをして、
強盗がひるんだ隙に強盗の鳩尾に向かって肘を叩き込み素早くその場から離れる。

「てめえが捕まえた女が暴力女だって事に気づかなかったこと」
「誰が暴力女だ〜!護身術って言ってよ!!」

エリィはプンスカ怒っているが志狼は全く取り合わない。

「最初から使って欲しかったです」

リオーネは呆れつつも驚いている。
たしかに普段のエリィから見れば、かなり意外に見えるだろう。
歌といい、護身術といい意外性の多い娘だ。

「そして二つ目。人質ってのは『殺した瞬間』意味がなくなるって事だ」
「!!」
「それはそうだろう?窮地に立たされてるのに・・・盾がなくなったらどうなる?」

凄みを増していく志狼の言葉に、強盗は腹を抑えたままガクガクと振るえている。
今まさに・・・その『盾』がなくなったのだ。

「そして三つ目!!」

志狼は背中に集中していたマイトを開放する!

ガッ・・・!!ドオオオオッ!!!!

「・・・!!」

雫や飛鳥が瞬きをして目を開いたその瞬間、強盗は派手に壁にめり込んでいた。

「俺を本気で怒らせた事だ」

ヒュン!と電磁警棒を一振りすると、志狼は不敵に言い放つ。

「こんどこそ」
「うん!」
「終わった!」
「そのようです!」
「雪姫!」
「やったね!星王!」

ガクン

志狼はカクンと膝をおってしゃがみこむ。
マイトが暴走しない事から警棒から変換した電気を全て放出したらしい。

威力は相当のものだ。
彼は今後、まともな生活を送れはしないだろう・・・。

「ふう・・・!」
「シロー!だいじょぶ!?」
「ったく。これに懲りたら、もう無茶すんなよな」
「人のこと言えないじゃんシロー。フフフッ♪」

ハァと苦笑しながらため息をして、志狼は立ち上がって雫の方に歩き出す。

「!」
「助かった。ありがとな雫!」

スッと電磁警棒を差し出す。
少し赤くなって電磁警棒を受け取ると代わりに雫はナイトブレードを志狼に返す。

「星王!雪姫!おめーらカッコよかったぞ」
「えへへ。そうかな?」
「もう夢中だったもんね!」

志狼は二人の頭に手を乗せて誉めると小さな勇者たちはくすぐったそうにエヘへと笑う。

「雫。手を上に上げて」
「?こうか?」

雫は志狼に言われるままに手を上にあげる。

パンッ!

「!」
「作戦大成功!ヘヘッ!」

志狼は雫とハイタッチすると親指を立てて笑う。
雫は鼻の頭を掻くと、親指を立ててニッと笑う。

「・・・!」

ほのかとエリィは口をぽかんと開けて顔を見合わせるとプッと笑いあう。

「クス。あの二人、ここに来るまでに何かあったんですか?」
「まあね」

リオーネは笑いながらの質問に飛鳥は苦笑しながら答えた。




「終わったようだ」
「そうか」
「エリィさんは無事か!?」

レイバーの言葉を聞くと瞬治と誠也はそれぞれらしい言葉を吐く。

「全員無事のようだ」
「よかったぜ!」
「あとは、こっちだけというわけだ」

先ほど撤退用のトレーラーがまた戻ってきた所だ。
人数は運転席のやつを含めて4人。
今は運転手以外の三人は外で銀行の中の様子をうかがっている。

誠也は指の関節をパキパキならす。

「さーて、いっちょやりますか!」
「そうだな」

瞬治と誠也は強盗たちに近づいていく。

「なんだてめえらは!!」
「正義の味方だ。なんてなッ!!」

ゴスッ!!

誠也は一番手前にいた強盗の顔に向かって正拳突きを叩き込む。
勢いあまって強盗は銀行の壁にぶつかって倒れこむ。

「まずひとりィ!!」

ズル・・・

すると誠也の背中に、気絶して意識の無い強盗が倒れこんでくる。
後ろに瞬治が手刀を繰り出した姿勢で立っていた。

「ひとりやった後が一番危ない。注意しろ」
「わーってるよ!ちょっと油断しただけだよ!」

瞬治の突っ込みに誠也はちょっと赤くなりつつ答える。

「そうだ。後ろには気をつけろよなァ!!」

瞬治の後ろからナイフを持った強盗が切りかかってきた。

が。

「忠告をありがたく受け取っておこう」

瞬治は全く動じずに強盗の腕を取って背負い投げの要領で投げ飛ばす。
ただし普通の背負い投げと違って、なげた瞬間強盗の腕を離して文字通り『投げ飛ばした』のだ。

「行ったぞ」
「オーライ!!」

瞬治が投げ飛ばした強盗にタイミングをぴったり合わせて誠也は体を回転させてジャンプすると、強盗にむかって思いっきり足を叩き込む。

ズガシャア!!

「ガハッ!!」

ドサッ!!

強盗は地面に叩きつけられ、気絶する。

「ジ・エンド!!」
「The End、だ。それにまだ運転手が残っている」
「いっちいちこまかい野郎だな」

赤くなって誠也が抗議するが、それを無視して瞬治は運転席に近づく。

ギャギャギャギャ!!

だがトラックはエンジンをふかすとタイヤをすり減らして急発進する。

「!!なに!?」
「あの野郎!!逃げる気か!!」

追いかけようにも人間の足では追いつけるはずもない。

「そうは問屋がおろさない。なんてね」
「どうわ!!!」

見ると今までいなかった奈美が『ロケットランチャー』を持って急に現れた。

「あのう。それ、どこで?」
「男は細かいこと気にしない!さ〜て、強盗さん。往生しなさい」

奈美はトリガーを引く。

ドシュンッ!!・・・ボンッ!

あまりに無慈悲な音があたりに響き渡り、トラックは炎上する。

「よーし!命中!!」
「・・・」
「・・・」

瞬治も誠也も、レイバーさえ呆気にとられてその光景を眺めていた。

「成仏してくれ」
「I wish you go to the heaven」

誠也は手を合わせて。
瞬治はサムズアップして。
呆然とつぶやいた。


チーン・・・




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